生活習慣病とは、食習慣・運動習慣・休養不足・喫煙・飲酒・睡眠不足などの生活習慣に関連する病気の総称です。高血圧症、糖尿病、脂質異常症、肥満症、肺癌などの癌、骨密度の低下、などがあります。
これらが進行すると脳卒中、心筋梗塞、心不全など重篤な循環器疾患の危険度が高まります。生活習慣病は順に進展します。
1次予防と2次予防で生活習慣病発症と重症化・合併症への防止が大切です。
当院では生活習慣病がいくつも重なる前から、薬物療法と管理栄養士による食事指導や運動療法の指導を行います。
高血圧をきちんと低下し、糖尿病ではHbA1cを低く維持します。脂質異常症では薬物加療と食事の指導で動脈硬化の進展を予防します。
薬は個人個人の状態に合わしたお薬を適切に処方させていただき、状態により適切に変更してまいります。
経験を積んだ専任の管理栄養士による個別の食事指導を行っています。糖尿病の方、糖尿病の手前の血糖値の高い方に個人個人にあわしたバランスのよい糖尿病のための食事の方法の説明をしています。
高血圧症や脂質異常症をもち肥満症の方にはカロリー制限と減塩を中心とした、病気に合わせた食事の方法にも対応して説明しております。
さらに、三日間の食事内容の分析から、個々の患者様の食事のどこを工夫すれば理想的な食事食習慣になるのかをプリントし説明させてもらっています。
健康な食事に興味のある方はいつでもお問い合わせください。
有酸素運動と筋トレ運動の組み合わせが大切です。有酸素運動は歩行がもっとも基本です。一日20分以上のゆっくり歩行で、年齢や運動経験に合わしたレベルではじめましょう。
筋トレ運動は自宅で簡単にできるものです。筋肉は年齢を重ねても鍛えることで筋力がつきます。椅子からの立ち上がりからはじめましょう。
個人個人に合ったアドバイス指導を行っています。三日坊主を3回つづけると大丈夫です。
予防のためのお薬と生活習慣の改善をできることから少しずつはじめましょう。
2019年4月新しい高血圧治療ガイドライン2019が公開されました。
降圧の目標と血圧判定の分類が以前のガイドライン2014から変更になりました。
塩分制限、運動、薬物治療で降圧目標まで下げて、心臓病、脳血管障害等を予防しましょう。